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クレオスの新水性ホビーカラーでMG陸戦型ガンダムを筆塗りしてみた

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クレオスの「新水性ホビーカラー」でMG陸戦型ガンダムを筆塗りしてみた

いつも塗装のたんびに気分が悪くなる僕です。

先日ベランダでサフ吹きしたとき、サフの僅かな吹き返しだけで速攻気分悪くなり塗装が中止に追い込まれてしまいました…。

それくらい塗料の溶剤に僕は弱っちいのです。

なので僕にとって模型の塗装って楽しい反面、億劫な作業でもあるわけです。

模型製作で塗装って最も楽しい工程ですよね。ついつい夢中になって色塗ってたら気持ち悪くなったって方多いと思います。

でも今回僕が使ってみた「新水性ホビーカラー」、溶剤のために気分が悪くなるってことあんまり心配しなくて大丈夫です!

旧水性ホビーカラーはもとよりラッカー塗料よりも遥かに臭いが抑えられています。

もちろん、きちんと換気できる環境かどうかとか個人差はありますよ!

でも僕は自分の体質の弱さに自身がありますw

サフの1~2吹きで気分悪くなるんだもの。

ぼくが大丈夫なら大丈夫な人も多いはず!

そして一般的なモデラーさんはこちらの方が重要だろうけど

旧ホビーカラーよりも明らかに塗膜が強くなった 爪でコリコリやっても平気

べたつかない これ地味に重要 触っても指紋つかないしホコリも付かない

要するに臭いの少ないラッカー塗料みたいな感じかな。

それでは性能を試すべく組み上げたMG陸戦型ガンダムを塗ってみましょう!

購入した色

今回使用した色

•つや消しホワイト

•つや消しブラック

•サンディイエロー(ダークイエロー)

•焼鉄色

今回作った陸戦型ガンダムはアメリカの主力戦車、エイブラムスをイメージしたサンドカラーにするためにこういった地味なチョイスとなりましたw

まずは下地処理として

•ガイアカラー オキサイドレッド

•モデルカステン チッピングベース色

この2色を適当に混色してムラムラに塗装しておきます。

まずはダークイエローを塗装!

メーカーの説明によると筆塗りの場合は希釈せずに使えるとあったのでまずは希釈せずに使ってみたよ。

まずは一筆塗ってみる。

隠蔽力はまあこれまでの塗料とそう変わらない感じ。

ただ筆塗りとはいえ流石に薄めないで使うと濃すぎるかな。

塗料の伸びも良くないし原液のままだと塗料の消費量がヤバいことになりそうだ。

ワンポイントで色塗るならいいかもだけど100/1のガンプラを全て筆塗りするにはかなり厳しい。

臭いは、ないとは言わないまでも旧水性ホビーカラーやラッカーに比べれば明らかに微量。

作業の合間に休憩から部屋に戻ったときの「ウツ!」て鼻を突くような臭いはほとんど感じられないです。

うん、これはいい!マスクなしでも作業が出来そう。

検証もかねて以下の条件で再度塗装してみたよ。

•塗料2:水1の割合で希釈

•窓を開けてきちんと換気をした上で防毒マスクは着けない

全体を塗り終わるのにおおよそ2時間ほど。

水で薄めた分重ね塗りする回数は増えるけどやっぱり塗料の伸びもいいので作業はこちらの方が断然しやすい!

その間、防毒マスクなしでも気分は悪くならなかったね!

この辺りはかなり個人差があると思うけど溶剤の強さが既存のものより抑えられているだろうと言う点では「新水性ホビーカラー」は合格点ではないかな。

まずは一安心。

ちなみにここまででサンディイエロー1本使い切っちゃってます!

今回関節パーツを除けばほぼほぼ1色で塗り切った珍しいパターンです。

筆塗りだとどうしても厚塗りになるのでエアブラシに比べれば消費量は多くなるしこれは致し方ないところ。

キットにもよるけど100/1スケールのガンプラで8〜9割同じ色を筆で塗ると塗料瓶を約1本分消費。

ご参考までにw

そしてここまでで気になった点

•塗料の乾燥が早い

•そのためパレットに塗料を一度にたくさん出すと塗ってる間に乾いてしまう

•少しでも乾燥が始まると塗料の伸びが悪くなる

対策としてウォーターパレットがオススメ

塗料の乾燥が早いのはメリットでもありデメリットでもあり。

部屋の温度にもよるけどものの数分で塗料が固まり出します

筆は使ってない間は水に浸けておかないとすぐに固まってその後の掃除が大変なことになる!

当然塗料の伸びも悪くなるので塗膜も荒くなるし消費量も多くなるので一度にパレットに大量に出すのはやめた方がいいです。

塗料の乾燥対策としてオススメなのがこのウォーターパレット。

市販のものもあるけど僕は100均で買ってきたタッパーに、水を含ませたスポンジを入れてその上にキッチンペーパーを敷いたものを使ってます。

ウォーターパレットを使えば塗料の乾燥を大幅に遅らせることが出来るので作業に集中できます。

まあ最初から使えよって話だけど初めて使った塗料だからね。

こんなに乾燥早いと思わなかったんだよw

専用うすめ液を使って筆塗りしてみる

専用の薄め液を使った場合の筆塗りも検証してみました。

•水よりもうすめ液の方が塗料の伸びがいい

•溶剤の割合が増えるので当然臭いも強くなる

•薄め液を使うなら防毒マスクはあった方がいい

やっぱりというか当然というか専用うすめ液だけあって塗料の伸びは水よりもすごくいいですね。

水で希釈した場合筆でグチャグチャ塗ると塗料が泡立つ場合があります。

その泡がそのまま固まるとまた厄介なんだけども、うすめ液を使うとそういったことがあまり無くなります。

何というか水よりもうすめ液の方が塗料とすんなり混ざり合ってるというか。

より綺麗に仕上げたいなら薄め液は使ったほうがいいでしょう。

ただ臭いは溶剤の割合が多くなるのでその分強くなっちゃいます。

うすめ液を使う場合、僕みたいにすぐ臭いで気分が悪くなる方はやはり防毒マスクはしたほうがいいでしょう。

塗装にあたって参考にしたアメリカ戦車、エイブラムスのイメージとサンディイエローの色味がちょっと違ったのでサンディイエローにつや消しホワイトを1:1の割合で混ぜたものを塗ってみました。

背中のコンテナは面積が広いので試し塗りにぴったり。

使い込んだ感じを出すため、少々ムラっけを出してます。

内部パーツは全て黒鉄色で塗装。

その際、下地のオキサイドレッドが錆っぽく見えるようこちらも少しムラを残しながら塗ってます。

新水性ホビーカラーの塗膜について

塗装終了後、乾燥のため1日放置。

塗装した部分を触ってみました。

•目立ったベタつきはなし

•軽く爪で引っ掻いた程度では塗膜は剥がれない

ベタつきは全くないですね。

乾燥後の塗膜は触っただけだとラッカー塗料とほとんど変わりがありません。

これ結構大事なことで、完成したキットを飾る際、ショウケースにでも入れない限り必ず埃って付きます!

キットにベタつきがあると当然埃も付きやすいし取ることも大変なんです。

もしリペイントなんかしようと思うと最悪ヤスリがけしなきゃならないくらいの場合もあるのでベタつきがないのは嬉しいですね。

フィギュアに着いた埃を秒速で落とすタミヤ モデルクリーニングブラシ!僕はプラモや自作フィギュアは完成したものだけじゃなくて作りかけのものでも飾ってます。 で、作りかけのプラモの続きを作ろうと思った時...

塗膜強度を測るために爪でコリコリやってみたけど特に剥がれるってことはありませんでした(勿論そんな力はこめないけども)。

強度についても旧水性ホビーカラーよりもパワーアップしていますね。

以前のホビーカラーはエッジ部分を爪でコリコリしようものならまー見事に剥がれましたからw

塗膜強度もラッカーとほとんど変わらないと考えていいのではないでしょうか。

まとめ

結論として、

塗料に使われている溶剤の強さや臭いに悩まされている人には「新水性ホビーカラー」はオススメ

です。

•溶剤の強さ、臭い

•塗膜の強度

•ベタつき

これらが旧製品よりも優れており、尚且つラッカー塗料に迫る性能です。

個人的には臭いが少なけりゃいーや程度に思っていたのですが、乾燥後の塗膜強度がラッカー並みだったのには驚きました。

先述した通り、より使いやすさに配慮するならば専用うすめ液はあった方がいいとは思うけど、無ければどうしようも無いってことでもないので。

ゆくゆくは基本塗装は全て新水性ホビーカラーに乗り換えていってもいいのではないかな?

まだ発売して間もないと言うことで色の数がラッカー塗料ほど多くないですがこれもゆくゆくは解消されることとおもいます。

健康に配慮しつつ快適に塗装をしたいのであれば「新水性ホビーカラー」はおすすめです!

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