ガレージキット界隈で接着力が最強と評判のマジックスムースなるものを使用したのでレビューしてみます。
つい先程まで実際にマジックスムースを使って作業していたのですが、僕のあまりの要領の悪さにより結構ヤバい失敗連発!
マジックスムースを初めて使う方が同じ失敗をしないよう取り急ぎレビューしたいと思います。
主な反省点
•冬場は温める
•まともな攪拌棒を用意しなかった
•手袋を用意しなかった
•専用のパレットを用意しなかった
あのー、基本的にどの反省点も僕が早く次の作業に入りたくてきちんと準備しなかっただけなんですよね(汗)。
横着ものなんでぼくは普段から準備不足による失敗が多々あるんですが今回は特にひどかったです。
目次
寒い時はマジックスムースを温める
今回作業した12月初旬。
僕の部屋は換気のため窓を少し開けた状態でおよそ10度ほどとかなり寒かったです。
そのためか封を開けたマジックスムースはかなり固かったですね。
事前に「水飴のようなもの」と聞いていたのですが、容器を手でギュッと握ってみても
とても混ぜられるような固さではないことがわかりました。
そこでタッパーに熱湯を注いでしばらくマジックスムースの容器を漬けてみることに。
5~10分ほど付けたところで改めて容器を握ってみるとだいぶ柔らかくなっていました。これならかき混ぜられそうです!
そして蓋を開けて中の状態をみるとマジックスムースの中心部分はまだまだ固かったです。本当に全部柔らかくするにはもう少し長く熱湯につけておいた方が良かったみたいですね。
冬場にマジックスムースを温めて適正な柔らかさにするには
容器を熱湯につけて15分から20分程度といったところでしょうか。
しかし功を焦ったぼくはそのまま次の作業に入ってしまうのです・・・。
きちんとした攪拌棒を用意しよう!
マジックスムースはとんでもなく粘りとベタつきがあります。
よく水飴のようだと言われますが全くもってその通り!
で、横着者のぼくはわざわざ専用の攪拌棒を用意するのが面倒で、あろうことかプラモのランナーを適当な長さに切って使ってみたのです!
で、大失敗その1。
マジックスムースの粘りにランナーが耐えきれず、かき混ぜる最中ポッキリ折れてしまいます。
事前にネットで使い方を調べたところ「容器の底からかき混ぜて使うべし」とあったのですがお粗末なプラモランナーだったため全く歯が立ちませんでした。
ただ今更攪拌棒を用意するわけにもいかず厚みのあるランナーを切り取ってはなんとかかき混ぜていました。
マジックスムースは小さなバケツのような容器に入っています。
小さいとはいえこのバケツの形からくる容器の深さが結構くせもの。
マジックスムースの粘りもあってかき混ぜるのは容易ではありません。
次回使うときには別の容器に移したほうがいいかもしれませんね。
手袋を用意しよう!
大失敗その2
マジックスムースをプラモのランナーなんぞでかき混ぜようとしたため、しなるランナーのために手にマジックスムースが付いてしまいました。
強いベタつきのためティッシュで拭き取ろうとするとティッシュがこびりつくし、反対側の手で拭き取ろうとすると今度は両手がベタつくすでもうメチャクチャですわ。
マジックスムースはAとBの薬剤を混ぜて硬化させるので、手に薬剤がついたまま作業するともう片っぽの薬剤に触れてあらぬところから硬化が始まってしまう恐れがあります。
塗料にも同じことが言えますが効果が高いものほど人体には有害なものが含まれている
ことが多いです。
マジックスムースの硬化後の恐るべき強度を考えても人体にはろくなことなさそうです(汗)。
直接肌に触れることないよう、使い捨ての医療用手袋や指サックを用意しましょう!
マジックスムース専用のパレットを用意しよう!
マジックスムースはAとB、それぞれの薬剤の量をきちんと合わせないと硬化不良を起こしてしまいます。
測りに薬剤が付かないようサランラップにのせて計量することにしましたがここで大失敗その3!
計量後、ラップからスムースを取り出そうとしますがベタつきが強くて剥がれなくなってしまいました。
ちょっと力を込めると今度はラップが破けてしまい裏も面も関係なくなってしまいもうグチャグチャ!
ラップと混ぜ合わせてしまったこのスムースは破棄することにしました。
おかげでAとBの薬剤で残りの分量が全然違うことに・・・。
AとBで薬剤の残りが全然違う羽目になってしまいました。(余った分どうしよ!)
ちょっと考えればこうなることは分かりそうなもんですが、慣れない材料の取り扱いが上手くいかず、かなりイラついてたこともあり見事に失敗してしまいました。
気を取り直していざAとBの薬剤を混ぜ合わせる時、ここでもやっちまいましたよ!
失敗その4
パレットは硬化したスムースがくっつくことを踏まえてプラモの箱のツルツルした面を切り取ったものにしました。
か細いランナー攪拌棒にスムースでベタついた手。そして紙切れのパレット。
スムースを掻きまわそうにもベタツキ・粘りの強さと安定しないパレットでろくに掻きまわせません!
これまでの過程でのツケがここで全部来てしまったわけです(泣)。
僕は普段タミヤのエポパテやポリパテ、その他のちょっとした塗料などはわざわざパレットなんぞ使わずにそこらにある紙きれをパレット代わりにしていました。
しかしマジックスムースはいかなる量でもその強力な粘りにより紙切れやサランラップなどでは対応出来ません。
マジックスムースをきちんと取り扱うためにはケチケチせずに専用のパレットを用意しましょう!
まとめ
いや~いまこうして記事にして振り返ってみるとグダグダもいいとこですね。
とにかくあの驚異のベタつきにずっとてこずらされました!
このベタツキを事前に知っていればもちっと対応の仕方もあったのではと深く反省しております。
今回の失敗を踏まえて
・(寒い時は)よく温めて柔らかくしておく
・専用の攪拌棒を用意する(使い捨てでも構わない)
・手袋を用意(できればAとBの薬剤それぞれのものを)
・パレットを用意(マジックスムースの為だけのものが望ましい)
それと、僕としてはマジックスムースのバケツ型容器がめっちゃ使いにくい!
中身をかき混ぜるにしても容器の底が深いし、取り出すにしてもマジックスムースの粘りも手伝ってこの形だと本当にやりづらい。
マヨネーズやソースを入れる容器に移し替えてみようか。
マジックスムースの粘りで出来るかわからんけどこれはこれでレビューしてみようか。
今回は僕の未熟さゆえの失敗談ばかりでしたが、きちんと処理を行うことでマジックスムースは評判通りもっとも強力な接着剤になってくれます!
次回は今回の作業の結果と硬化後の処理についてレビューしたいと思います。
ではでは。