キットに盛り付けるまでがグダグダすぎた前回のマジックスムース初使用。
では実際にキットに盛り付けたマジックスムースの接着具合、強度は如何程だったんでしょうか?
販売店の説明によると完全硬化には約12時間とあります。
きちんとかき混ぜられたか自信がなかった僕は念のため硬化の確認は2日後に行ないました。
•軸打ち不要の高強度!接着強度が不安だったらとりあえずこれ使っとけ!
•かき混ぜ不足?気温のせい?マジックスムースに色ムラが•••
•切削性はまずまず
目次
完全硬化後は軸打ち不要の強度!
まず最も懸念していた尻尾と胴体の接着について。
結論から言うと全く問題なしでした。
尻尾を持っても接着部分が特にグラついたりすることはありません。
キットの両足には補強のためにレジンが流し込んであり、ソフビキットと言えども500mlのペットボトル程度の重さがあります。
その重さの胴体を尻尾だけ持って支えられるなら強度としては全く問題ないと言えるでしょう。
レジンキットを組み立てる際、接着部分の強度を保つためにアルミ線などで軸打ちをすることがあります。
マジックスムースの強度があればこの軸打ちも不要でしょう!
幸い(?)にも僕はレジンキットの軸打ちってやったことないんですけど正確な作業が苦手なんで今後強度が求められる接着作業がマジックスムースの盛り付けるだけで行えるのは作業時間の短縮にもなってありがたいですね!
写真の白い部分がマジックスムースですが、訳あってこの白い分だけ尻尾を延長しました。
僕は接着剤という認識でマジックスムースを使ったんですけど硬化するとレジンみたいになるので大きな隙間を埋めるにもいいですね。
硬化不良?マジックスムースの色ムラ
白い部分をよく見てみるとレジンのようなアイボリー色になったところもあればゼリーのような濁った色の部分もあります。
触ってみるとちょっとブヨブヨしてる?
盛り付けから2日経過してるのでここで固まってないということはマジックスムースの混ぜ方が悪かったかな?
それとも気温の低さ(12月初旬で約10度)が原因?
これについては確認にもうちょっと時間が必要ですね。
販売店によると硬化後はレジンのようになると説明があるのでおそらく硬化不良でしょう。
まー尻尾持って胴体が支えられるんだから強度的にはOKなんでこのキットについてはこのまま作業を進めていきます。
デザインナイフでマジックスムースをカット!
接着面からはみ出たマジックスムースをモールドに沿ってデザインナイフでカットしてみました。
切削性はまずまずといったところ。
あまり深くナイフの刃を刺しこむようなことをしなければカットはそう難しくはありません。
ただパテのようにナイフで形を切り出していくのは厳しいです。
硬化前は粘りが強過ぎるし硬化後は硬すぎるのでマジックスムースはやはり基本は接着+大まかな穴埋め処理に向いているといえるでしょう。
まとめ
初めての使用ということもあって随分取り扱いに苦労しました。
しかしその甲斐あってよい結果が得られたと思います。
高い精度を求められる軸打ちをすっ飛ばして接着作業そのものに集中出来るので、結果として精度の高い作業をすることが出来ます。
個人的には下記の点に注意して今後も取り扱わないといけませんね。。
•保管時の温度によって固さがかわるので寒い時期は取り扱いに注意。
•バケツ型の容器が中身をかき混ぜたり取り出しにくいのが難点。今後は他の容器に移し替える事で盛り付けまでの作業をやりやすくしておく。
•接着力が強力な分、ベタつきや粘りが強力なので手袋やパレット、攪拌棒は専用のものを用意したほうがいい。
何度も書きますがキットに軸打ち不要の強度が得られることは圧倒的な利点!
このサイトでは比較的大型のガレージキットを取り上げて製作していくつもりなので、マジックスムースには今後もお世話になりそうです。今回はそのための予行練習と思えばあのグダグダの作業も報われると言うものです(苦笑)。
大型のレジンキット、特に怪獣ものにはその真価を発揮するでしょう!
最近全高が40㎝近いゴジラのレジンキットを手に入れたのでいずれこちらでも試してみたますよ!