MENU
ツール&マテリアル PR

ガイアノーツ サーフェイサーEVO黒 使ってみた感想

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回はガイアノーツ サーフェイサーEVOについてのお話。

数あるサーフェイサー、缶スプレータイプと瓶入りのものがありますよね。

缶スプレーは機材がなくてもすぐ使えるメリットがありますが瓶入りは筆塗りでなければエアブラシを使って吹き付けることになります。

サフを吹けるハンドピースを購入したこともあり、初めて瓶入りのサフを使ってみることにしました。

選んだのはガイアノーツのサーフェイサーEVO ブラック

なんで黒なのかっていうとサフ後の塗装がシルバーだから。

黒の上にシルバー塗ると発色がよくなるんです。

本来であれば

グレーのサフ→黒→銀

という工程を

黒のサフ→銀

として工程を一つ減らして作業の短縮を図るためです。

僕が初めて使ってみた瓶入りサーフェイサー

サーフェイサーEVOブラックの使い方、使ってみたメリット・デメリットさくっと

解説してみます。


サーフェイサーEVOを選んだ理由

僕はプラモの表面仕上げにはクレオスのMr.SURFACER1000を使っていました。

缶スプレーだとエアブラシがなくても吹けるっていう大きなメリットがありますよね。

でも僕は缶スプレーサフには以下の不満点がありました。

・缶スプレーだと吹き付けの微調整が効かず厚塗りになる傾向があった

・使える色に限りがある

・残量が缶の重さでしか分からない

・缶のごみ捨てが面倒

僕が瓶入りのサーフェイサーを使ってみた理由は上記の不満点を解消したいがためです。

特に、スプレーの吹き付けの微調節が効かないという点はサフを使いだした当初から何とかしたいと思っていたこと。

それと僕は瓶入りのサフが吹けるハンドピースを持ってなかったんです。

以前愛用していたクレオスのハンドピース「プロコンBOY WAプラチナ0.3㍉」で試したけどサフの希釈の仕方もよくわからなくてノズル詰まらせて上手くいかなかった。

そして最近、広い面積を綺麗に塗りたいってこととトリガータイプのハンドピースを試してみたいってことでタミヤのハンドピース「スプレーワーク HG エアーブラシワイド トリガータイプ 」を買ったんですよ。

ノズルの口径が0.5㎜になったことでサフもつまらず吹けるっつーことで念願の瓶入りサフ、試してみました。

 

サーフェイサーEVOの使い方

まずは僕の使用機材

•コンプレッサー クレオス 「Mr.リニアコンプレッサーL5」

•ハンドピースタミヤ「スプレーワークHG エアーブラシワイド トリガータイプ0.5㎜」

それに取って付けた換気扇が僕の塗装ブースです(笑)。

それでは使っていきましょう!

サフEVO瓶のふたを開けてみると溶きパテみたいなドロドロした感じはないですね。

サーフェイサーという割にはサラサラしてます。

希釈 サフ1:シンナー1

一般的な感覚で言えば濃い目の希釈かもしれません。

で、早速吹いてみましたよ。

これはコトブキヤ「ロックマン・エックス」の足パーツです。

元々は青の成形色にグレーのパテで所々補修がされていました。

サフを濃い目に溶いたのでさすがに隠ぺい力はあります。まー黒だから当たり前か!

そして一度に吹き付けず3〜4回に分けて吹きつけます。

塗装の基本ですね。

続いてロックマンのバスター部分。

組み立てると見えなくなる部分は表面処理をきちんとやってなかったんですが中央部分にペーパーがけの跡がありますね。

確か600番のペーパーだったと思いますがこの番手までの傷を埋めるのは厳しいといったところ。

メーカーサイトにはサフ吹き付け後の表面が何番台になるのか明記されてないけど体感的には1000番あるかないかといったところかな。

 

このロックマンのキット、関節パーツはABSパーツで出来ていて、組立て説明書には「パーツの破損の恐れがあるためお勧めできません」とあります。(どんなキットにもあるか)。

関節部分の設定カラーがダークグレー、というかほとんど黒だったのでサフEVOブラックを吹いてそのまま基本色として使うことにしました。

ちょっとポーズ決めるくらい動かしたところでパーツの破損はありませんでしたがここは経年劣化での傷みも出てくると思うので要検証といったところ。

ただサフEVOといえどもABSには食いつきはいいわけではなく、少々爪でコリコリすると塗膜が剥がれてしまいました。

組立て時に見えなくなるところを試しに爪で引っ掻いてみました。

うん、わりと簡単に剥がれる(笑)

成形色のグレーが出て来ちゃいました。

塗装面が表に出てくるところはあまり触らない方がいいかも。

使ってみて感じたメリット

・希釈の仕方から吹き方まで一般的な塗料のような感覚で吹ける!

・サーフェイサーの色の種類が豊富

このサフの最大のメリットは本当にただのラッカー塗料みたいな使い心地だと思います。

瓶入りの状態から粘りはあまりなく希釈の感覚もラッカー塗料と同じ。

ただ粘りがないのでキットに埋めたい傷がある場合はラッカー塗料よりも圧吹きするか希釈を濃くする必要があります。

色が豊富

・グレー

・パステルピンク

・スカイブルー

・ガンメタ

・レモンイエロー

・フレッシュ

・ブラック

・シルバー

・ホワイト

・オキサイドレッド

(並べてみると多いな…)

この記事を書いている時点で10種類もあります。

今回サフ後の塗装がシルバーということで僕は黒を使いましたがロックマンの基本色である青で仕上げるつもりなら青のサフもあるっていのはありがたいですね。

例えば青って塗膜の隠蔽力がグレーの下地に青を塗っても発色が良くないので

・グレー下地→白を塗る

・白下地→青を塗る

という工程が

・青サフ→青塗る

で済むのは時間も手間も大きく省けます。

特に塗装は作業時間だけでなく「乾燥の時間」も考慮に入れなければならないのでこの1工程スキップ出来るのは本当に大きいと思います。

休日しか塗装出来ないっていう社会人の方は(僕です)乾燥時間が半日から1日分節約出来るって考えたら凄くないですか!?

その空いた時間で他の作業が出来ちゃいますよ!

デメリット

・値段が高い

・乾燥までの塗膜が弱い(ような気がする)

サーフェイサーEVOはAmazonで500円するかしないかですがクレオスの瓶入りMr.サーフェイサーは約半額の200円弱。

容量はサフEVOが50mlでクレオスが40ml。あんま変わんないです(苦笑)

クレオスの瓶サフって要は濃い溶きパテなんで粘りが凄いんです。

だから結構溶剤で薄めないとエアブラシで吹けたもんじゃない。

塗装する機材を選ぶけれども溶剤を入れて薄めるということは量が増えるということでもあり、コスパ的にはクレオスの「MR.SURFACER」の方が上かな。

傷のチェックのためのいわゆる「捨てサフ」用にはこちらがいいですね。

メリットに挙げた「ラッカー塗料みたいな使い方が出来る」っていうのと「色の種類が豊富」という点にどこまでメリットを感じるかでどちらか選んで使えばいいんじゃないかな。

 

完全乾燥前だとなぜかぺりっと綺麗に剥がれる?

サフを吹いた後に十分乾燥させずに次の色を吹いたんですが埃がついてたんですよね。

で、爪でコリコリやってみたところペリっといきました(泣)

左側が爪、右が1000番のペーパーがけした跡です。

あまりに綺麗に剥がれたのでもしかしたらキットに手の油がついていたのかもしれません。

ここは次回使用時にもう一度検証してみる必要があります。

まとめ

個人的には一番のメリットはサラサラで本当に普通の塗料みたいな感覚で使えるところです。

希釈から塗装までラッカー塗料と同じ要領で出来るのはありがたい。

ラッカー塗装のノリで厚吹きにならないように気をつけることくらいじゃないかな。

だったら普通のラッカー塗料の厚吹きでいいんじゃないの?と使っていて何度も思ってしまうほどでした(笑)

ハンドピースはノズル0.5径しか使ってないけど0.3径でもいけたんじゃないかも。ハンドピースのノズル詰まったら嫌だけどこちらも試して追記していきます。

デメリットといえば少々値段が高いことと、綺麗に塗膜を作るには筆塗りよりはエアブラシが必要なのでそれなりに環境に左右される点でしょうか。

サフEVOは色の種類も豊富なんでサフ後に塗る色を何にするかでいちいちサフの色まで切り替えるめんどくささもでてくるかもしれないですね(笑)

何はともあれオススメです!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください