はじめに
みなさんこんにちは。
ぼくはとあるフィギュア制作教室に1年半ほど通っています。
自身の制作忘備録として、また、これから自作フィギュアを始めようと思っている方たちに少しでも参考になればと思い、制作の過程を綴っていきます。
目次
ウルトラマンパワードを作ろう!
それでは早速いきましょう!
ウルトラマンパワードです!
なんでパワードなの?初代は?セブンじゃないの?やっぱ新マンでしょ?
まわりから散々言われたのですがぼくはパワードが好きなんです!
ぼく、85年生まれってちっちゃい頃に放送されてたヒーローって戦隊ものくらいしかなかったんですよね。
ウルトラマンも仮面ライダーもテレビでやってなかった。
そこで親がレンタルビデオでウルトラマン借りてきてくれたわけだけど、そこでちゃんとリアルタイムで観れたヒーロー、ウルトラマンが当時OVAでリリースされたパワードだったんですよ。(グレートもあったけどそれはまたいずれ)
ぼくが自作フィギュア作るようになった動機の一つでもある、納得のいくパワードのフィギュアがなかった、ということもあって今回パワードを題材に選びましたよ。
設計図を描こう
自作ということで大きさは自由に決められるんですが、これは悩みましたね~。
ポーズと大きさはいつも悩みます・・・。
本当ならぼくの尊敬するアス工房 浅川洋さんのアレイド ウルトラマンシリーズと同じ、スーツアクターが30㎝という規格でやりたかったんですよ。
ただこれだと30㎝のスーツアクターがスーツなり着ぐるみなりを着ることでものによっては40㎝近い大きさになってしまいます。
でも自作が慣れないうちからあまり大きなものをやると完成までの道のりが長過ぎて頓挫してしまう恐れがあったので今回は習作ということで全長20㎝でやることにしました。
で、
参考用に初代ウルトラマンを購入。
完成までのイメージが具体的になるので一つは完成品のフィギュアを用意するのをお勧めします。
20㎝とか6/1スケールとか言われてもぼくは実際のものがないと正直ピンときません。
髪の毛のボリュームや体形なんかでもスケール以上に大きく見えたりすることはよくありますからね。
まずは方眼紙に定規でフィギュアの寸法を測って書いていきます。
設計図を描くのはちょっと面倒ですが自作フィギュアを始めたばかりであればとても重要!
というのも、粘土を盛り足していくと夢中になり過ぎて必ずと言っていいほどやり過ぎて大きくなっちゃうんですよね。
工程を進めるほど、手間と時間をかけたものを大幅に修正するのは気持ちの上でも大変なことです。
なので早い段階で絶えず形を確認できるように設計図を準備しておくと完成までの心強い道しるべになってくれます。
設計図では厳密な体のアウトラインよりも各関節の位置が重要です。
ここが間違っていると図面の意味がないので用意したフィギュアや図鑑などの資料を見ながら慎重に描いていきます。
赤ペンで描いた大まかな線が骨。
ここから各関節の位置決め。
ぼくはこのやり方ですが線の書き方については自分が分かりやすいように描けば大丈夫。
この描き方はフィギュア制作の先生に教わったもので、骨盤だとか肋骨が直線でもちゃんと位置が分かるってのが気に入ってます。
因みにこの設計図ではパワードは欧米人体形、ということで自分なりのイメージで股間の位置を高くして足を長くしています。
骨組みを作る
設計図ができたらそれを元にいよいよ実際の制作に入っていきますよ!
図面が赤線なしで上のものと前後しちゃってますが・・・
まずは3本の針金を図面に引いた骨の線に合わせて針金を配置していきます。
この3本の針金はそれぞれが上半身、下半身、腕になります。
まずは上半身になる針金と下半身になる針金をクルクルねじって骨盤の長さに合わせて・・・
ちょっと写真が分かりづらいですね(汗)
上に向けた針金2本を「背骨」として真ん中でねじっていき・・・
次に図面の首の位置まできたら腕になる針金に編み込みます。
背骨として編み上げた2本の針金は首の根本で1度輪っかにしてから再度編み上げて首にします。
背骨として編み上げたうちの1本は切ってしまって構いません。
残った1本は末端を写真のように丸くしておきます。
こうすることで後々頭部を付けた時にクルクル回ってしまうことを防げます。
腕の針金を肩の位置で曲げて適当な長さで切っておきましょう。
すぐに手首を作るわけではないのなら針金を指先までの長さにしておくと全体のバランスが確認しやすいです。
針金の長さを調整して完成!!
今回ポーズは素立ちにしました。
ついでに作業がしやすいように土台を作って設置。
この段階ではポーズはいかようにでも決められるのであれこれポーズを試してみるのもいいかも。
中々夢のある時間ですよ(笑)
次回はいよいよファンドを盛っていきます☆