前回は針金で作った骨組みに土台となるファンドを正面を中心にうすーく盛っていきました。
今回はそこからさらに背中、お尻とファンドを盛っていきます。
ファンドの乾き具合と相談して前回盛った部分に更に盛り付けられればいいかな。
背中にファンドを盛っていこう
きれいなプリケツになるよう盛っていましょう。
男性の筋肉質なお尻であればピーマンをイメージするとわかりやすいです。
両サイドの面が内側の割れ目に向かってキュッと押し上げられているのがポイント。
こうしないと張りのないおっさんのケツになってしまいます。
手前のプリケツが指で押し固められているのが陰影でわかるでしょうか。
このプリケツに合わせて太ももの裏側、ハムストリングスと呼ばれる部分にも持っていきます。
ハムストリングスからふくらはぎまでどんどん盛っていきましょう。
お尻はちょっとこの段階では盛りすぎたかも。
思い切りつき出しちゃってますね(苦笑)
形を出すのに夢中でついついやり過ぎてしまいます。
乾燥させるために背中側はここらでやめておきます。
数日後・・・
背中が乾いたのでまた正面に戻って、胸から股間にかけてファンドを盛ります。
胸の傾斜からみぞおち、肋骨の形を意識して。
ぼちぼち人体ぽくなってきましたよ。
別アングルから。
上の写真だとわかりづらいですが、太ももの筋肉は胴体に付く所でくぼみます。
だから股間が盛り上がっているように見えると。
いや、実際モッコリしてるんだけど(笑)
またまた別アングル。
ちょっとポーズの微修正。
顎を少し引いて肩も後ろに引くことで胸を張ったように見せることができます。
当ブログではいろいろな角度から撮った写真を出来るだけたくさん載せていきたいと思っています。
立体造形はあらゆる角度からバランスを見て制作しなければなりません。
書籍だとどうしても編集の都合で掲載される写真の数が限られてしまいますがブログだとそんなことないですよね。(ページ重くなるのはごめんなさい)
ぼくがフィギュア教室で学んだ最も大事なことが「ものの見方」なんですよ。
夢中になって作っているとついつい見えるところだけつくってしまいがちなんです。
それをいろいろな角度から見ることでバランスのとれたいいフィギュアが出来ます。
世に出ているHow to本では見かけないような角度の写真をたくさん見て頂くことで
ぼくの学んだ「ものの見方」がみなさんにも伝われば幸いです。
今度は上から。
みぞおちに強い影が出来ています。
みぞおちが凹んでいるというよりは
胸の傾斜角度がここで急に変わっているんですね。
正面が乾いたら今度は再び背中。
首の付け根から僧帽筋を盛ります。
続いて肩の筋肉も少しづつ盛っていきましょう。
逆三角形の体を作る広背筋は脇の内側から背骨に向かって走っています。
肩甲骨も背中らしくみせる大事なポイント。
後々ウェットスーツを盛り足していくと見えなくなってしまうのですがここできちんと作っておきます。
すいません!
だいぶ写真の工程が飛んでしまってますが撮り忘れてしまいました!
腕は力こぶを作ってから、その力こぶを挟むように前腕の筋肉が2本付きます。
パワード 素体 完成!
後半だいぶ駆け足になりすぎてしまいましたね(汗)
ここでひとまず基本的な素体の造形は完了です。
振り返ってみると足と腕の解説がない!
ここら辺はまた自作以降できちんとフォローしないといけませんね・・・。
ここまでは人体としての造形でしたが次回からはウルトラマンパワードとしての造形に入っていきたいと思いまーす。