前回までの作業で基本的な人体としての素体が出来ました。
ここからウルトラマンパワードになるよう作業を進めていきます・・・が!
仮で作ったパワードの顔が仮とはいえ、あんまりな出来なので先に顔を作ることにしました。
やっぱり人ってまず顔から見るじゃないですか。
で、その顔がお粗末だと全体のイメージもお粗末くんになってしまうんですよ。
どんなことにもいえることですが、全体のバランスって高いところに引っ張られるんじゃなくて低いところに引っ張られてしまうんですよね。
まぁ一番こだわる部分なので気に入らなければまた作り直すつもりですが
最低限パワードにみえるとこまでは作っていきたいと思います。
それではいってみましょー!
ウルトラマンパワードの顔を作ろう
ファンドの節約と軽量化を兼ねて丸めたアルミホイルにファンドを盛りつけます。
頭の基本的な形は卵型。
360度回してみて角が出てないか確認します。
顎の部分が不自然にとんがってますね。
もっと丸めていきましょう。
卵型に出来たら顔を作っていきます。
中心線を引いて鼻にあたる部分に少しファンドを付け足しました。
口も彫り込んでいきます。
目を付けました。
でも中心のトサカがないとそれらしくならないな~。
半魚人みたいですね。
顔の輪郭はまあまあいいでしょう。
ここで1度乾燥させることにします。
乾いた顔にトサカと目を付けてみました。
うんうん、やっぱりウルトラマンはトサカがないとね!
顔に引いた線は面の変わる位置を示したものです。
線を消さないよう顔の局面に沿って粗目の番手でペーパーがけをして面を作っていきます。
左目がくりぬかれているのはペーパーがけをする際に曲面を整形しやすくするため。
手足にも同じことが言えるのですが、左右についているものを一度に両方とも外して作業するのはおススメしません。
取り付ける際の誤差の調整を左右同時にするのはバランスをとるのが非常にむずかしくなってしまい、フィギュアのプロポーションが崩れてしまいやすくなるのです。
面倒でもパーツの取り外しは片側ずつにしましょう!
耳もつけてみました。
大まかに盛ったファンドを乾燥後にナイフで削ってエッジを出しています。
耳がよく見える資料がなかったので位置はこれから多少ずれるかもしれません。
口の角度がなかなか決まりません(汗)
ここは時間がかかりそうですね・・・。
ひたすらファンドを盛っては削っての繰り返しです。
ん~、少しパワードになってきたかな?
ほんのちょっとパーツの角度が変わるだけで表情がガラっと変わってしまいます。
少しでも似せられるよう資料とにらめっこですね。
顔との格闘はおそらく全身の完成間際までずーっと続くことになります。
ぼくの持てる技術でなんとか折り合いのつくところまで持っていければいいな。