爪の下地はイリサワ、Vカラー「アイボリー」。
怪獣ものの下地はいつもこうですね。
下地がアイボリーなら「墨入れ」だけのサフレス塗装もできるから。
ただそれは最終手段であって僕は全塗装したいのです!
今回はそのアイボリー下地からエナメルで模様を描き込んでいきます。
この後の工程で何度もクリヤーを重ねるので模様も色の濃さも大袈裟にしてます。
タミヤエナメル
•つや消しブラック
•フラットブラウン
この2色を混ぜてこげ茶を作りました。
色をのせるのはもちろん筆。
けれど筆塗りでリアルな爪の模様を描く技術を僕は持ち合わせていません(泣)。
そこで一度ベタ塗りしたエナメルを小さくちぎったスポンジで引っ掻くように落としていきます。
色を「抜く」、筆のタッチが消えることで「わざとらしさ」を消したいんです。
その際、エナメル溶剤は使いません。
エナメルをのせてから数十秒、ちょっと乾燥が始まったくらいでスポンジで「抜く」とエナメルが根こそぎ落ちることなくいい感じに爪ぽい模様になる時があります。
強力なVカラーの塗膜の上でなら何度もやり直しが効くので納得のいく爪模様が出来るまで筆塗り、スポンジ抜きの作業を繰り返しましょう。
この時の爪の模様、僕は鹿の角をイメージして行いました。
アイボリー色にこげ茶の筋が走るあれです。
爪の向きに沿ってスポンジを流すだけだと単調な模様になるので、爪の向きに対して垂直にスポンジを流すとそれっぽく見えます。
エナメルが乾燥したらエナメルの保護を兼ねて一度クリアーを吹いておきます。
次に薄く溶いたクリアーブルー&パールを爪に吹いていきます。
ガイアカラー
・クリアブルー
・exクリアー光沢
・プレミアムガラスパール
クリアー6クリアーブルー2パール2
最終的な塗装イメージはほんのり青味を感じさせる冷たい乳白色のつもりでした。
今回のクリアー塗装hそのための隠し味で機能してくれればと。
今写真で見るとすでに青過ぎですね苦笑
はい…しくじりました(泣)。
カメレオンじゃないか!
黄色味の強い白=アイボリー+クリアーブルーで緑になってしまったんですね!(ヤケクソ)
この後クリアーブラウンでシャドー吹き、最後に薄く溶いたアイボリーでコートして仕上げのつもりでした。
ただ現状あまりに緑が強くてその後の重ね塗りでも挽回出来なさそうだったのでここでやり直すことに。
ラッカーうすめ液を含ませたティッシュでサッと拭き取るとギリギリ、エナメルまで拭き取らずにクリアーだけ拭き取れたのでまたクリアーコートからやり直します。